CASE導入事例

AI
外観検査

【製造業】員数管理の省力化に貢献

製造業:金属加工T社(140人規模)。
生産機器で使われている金属部品加工を手掛けるT社様。材料の納品や加工後の製品出荷にあたって、目視で数量を確認しなければならないお困りを抱えていました。また、社員高齢化のため目視検査作業が年々厳しくなり、何とか解決・効率化できないかと他社製品も検討されておりましたが、数えること以外の機能が不要であるため、シンプルに、現場にすぐ導入できるような製品を求めているというご相談を頂きました。

※お客様との秘密保持契約に基づき、社名の公表は不可となります。 また、本事例に使用している画像はイメージであり、実際のお客様環境とは関係ございません。

面倒だけど回数が多い「数を数える」工程。負担も多く自動化したい!

Q:まずは導入の背景について、教えていただけますでしょうか。
A:140人規模の工場で、機械部品の加工を手掛けている会社です。
形状がバラバラな金属部品を大量に取り扱っているため、納品時に数量確認、出荷時にも数量確認と、員数管理の工程に時間と工数をかなり取られていました。納品数が少量の場合は、何とか目で確認することができましたが、納品数が多い場合は、向きを揃えて並べなおしたり別の箱に移しながら数えたり。
人手不足と社員の高齢化が進行することによって、目視の確認作業が段々難しくなり、現場の負担も減らしたいという目的で、今回の導入を決意しました。

決め手は即導入が可能な事とシンプルな機能。

Q:製品選びが難航したようですが決め手は何だったのでしょうか?
A:特殊形状の部品が多いし、元請けさんの生産計画によって数量も変わるし新たな部品も出てくるため、最初のツール選定でかなり苦労しました。
ネット検索や展示会参加にて、何社かに声掛けさせてもらったのですが、センサーや重量で行うものは工場設備の改修や新たな設置場所が必要で厳しく、画像認識系のものが良いのかな・・とだんだん絞り込んで行きました。
ほか何社か同時に検討させて頂いたが、その中で、あまり高度すぎる機能はどうせ使えないし使わない、シンプルに「数を数える事」にフォーカスしたアイルミッションさんの提案が一番シンプルかつ長く使えそうなので、「Deep Counter」に決まりました。

求めている使用イメージと一致し、時短効果に満足。

Q:実際に導入して、どのような効果が得られましたか。
A:まずは導入が早くて本当に助かりました。私たちは当然詳しい事は分からないので「何を決めなきゃいけないかも分からない」中で、必要なカメラなどハードの部分も含めた提案、また「既に学習済み」のAIモデル適用など、コストも考慮して一緒に考えてもらえたのが助かりました。
だけど、一番驚いたのは本当に「検査品を置くだけ!一瞬で数のカウントが完了!」した事ですね。こんなに早いのか!」と現場スタッフが凄く驚き喜んでいます。操作画面が分かりやすくて、教わった手順に従って、私たちでも新しい製品が出たときに対応できそうなのも良かった点です。
まさしく「こんなシンプルなもので良いんだよ!」で、現段階としては、機能面と時短効果に満足しています。

様々な社内転用に期待。

Q:今後さらに「Deep Counter」を活用してみたいところについて教えてください。
A:前述した通り「自分たちで使えそう」な期待があるので、みんな実験したがっています。笑。納品時・出荷時の確認作業だけではなく、在庫管理や工具などの棚卸しにも活用できそうですので、今後は様々な社内業務転用策を考えながら、より効率アップに向けた活用方法を見つけていけたらいいなあと思います。