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2024.11.26

お知らせ

【金融機関向けサイバーセキュリティトレーニングを提供開始】

公開デモンストレーション開催
金融機関向けサイバーセキュリティトレーニング『Financial Security Essentials Training』を提供開始

株式会社アイルミッション(横浜市西区、代表取締役社長 辻󠄀 高志、以下「アイルミッション」)は、株式会社サイバージムジャパン(東京都港区、代表取締役CEO 石原 紀彦、以下「サイバージムジャパン」)との間で、2024年7月にサイバーセキュリティトレーニングの専用施設『CYBERGYM横浜』を開設し、金融機関のサイバーセキュリティに特化したトレーニングの開発を進めて参りましたが、2025年1月より『Financial Security Essentials Training』の提供を開始いたします。金融機関特有の環境を再現し、実践的なサイバーセキュリティトレーニングを提供することにより、国内の経済活動を支える金融機関のサイバーセキュリティ向上に寄与して参ります。

■講座概要
金融システムの今後の動向やセキュリティ要件、SWIFTやISO20022、ATMなどの中核コンポーネントなど金融システムの基礎知識を習得したうえで、CYBERGYMホワイトハッカーが仕掛ける金融システムに対するAPT攻撃を実体験しながら、検知・解析、インシデント対応を学ぶ演習を含む実践的なトレーニングです。

■金融機関向けサイバーセキュリティトレーニングの概要
【講座名称】
Financial Security Essentials Training (2日間)
【開講場所】
株式会社アイルミッション本社
CYBERGYM横浜 神奈川県横浜市西区高島1丁目1-2 横浜三井ビルディング19F
【提供開始日】
2025年1月
【推奨受講対象】
金融機関の社内セキュリティ担当者、社内の決済システムに関わる担当者(システム運用・作業員)、
社内システムを担当する情報システム担当者 など
【提供価格】
300,000円(税抜)/人
【参考URL】
https://cybergymjapan.com/financial-security-essentials-training/

【プログラム概要】

プログラム名概要説明
金融系システム概要・金融システムとは
サイバーインシデント ケーススタディ・標準規格や仕組み(SWIFTやISO20022)
・台湾で起きたインシデントの理解と対策例
Wireshark 概要・ネットワーク解析ツール「Wireshark」の利用方法の解説
Wireshark 演習・演習用のキャプチャデータを「Wireshark」で解析するハンズオン演習
Sysinternals Suite 概要・Sysinternals Suite の効果的な使い方
Malware Forensic 演習・マルウェア感染させた仮想マシンで収集データなどを分析して、具体的に疑わしいアクティビティ等を判断します
QRadar Architecture・SIEMツール Qradarについての操作等
・OffenceとLog Activityの簡易演習
Training Kickoff・演習ルールについて解説、チーム分け
Arena Introduction・演習環境の確認やシステムのベースラインの取得
APT Scenario Training for Financial Sector・金融機関への感染シナリオをベースにしたAPT攻撃
Incident Analysis・インシデント後の対応をチームで検討
Debriefing Session・攻撃内容の振り返り
・ブルーチームへのフィードバック
※プログラムは一部変更になる場合があります

■公開デモンストレーション
また、本プログラムの提供開始に先立ち、下記の日程で公開デモンストレーションを開催いたします。当日は、本プログラムの概要をご説明するとともに演習のデモンストレーションを実施いたします。
開催日時:①:12 月 11 日(水)13:00~15:00(受付開始:12:45~)
     ②:12 月 16 日(月)13:00~15:00(受付開始:12:45~)
開講場所:CYBERGYM横浜
神奈川県横浜市西区高島1丁目1-2 横浜三井ビルディング19F 株式会社アイルミッション本社内
お申込み:下記までご連絡頂くか、下部「申し込みフォーム」よりお申込み下さい。
ご連絡先:株式会社アイルミッション 第2ソリューション部 第2営業課     
Eメール: product@aillumission.co.jp   TEL: 045-594-6543
お申込みフォーム:https://forms.office.com/r/ATsG7FSkz5     

■深刻化するサイバー攻撃と、喫緊の課題であるサイバーセキュリティ⼈材育成
昨今の世界情勢を背景に、国・中央官庁・地⽅⾃治体・公共機関・企業・病院など、広範な組織がサイバー攻撃にさらされ、実際に何件もの個⼈情報・秘密情報の流出やシステムの乗っ取りなどが発⽣するようになっている一方、国内でサイバーセキュリティ対策に対応可能な⼈材は約 4 万⼈不⾜していると⾔われています。
サイバーセキュリティ関する意識や危機感の⾼まりと共に、各組織における対応⼈材の不⾜感も急速に上昇しており、社内⼈材に初級・中級レベルのサイバーセキュリティの知⾒を教育し、予防や初期動作ができる⼈材のすそ野を広げる傾向が強まっています。また、情報システムのコア部分については、社外の専⾨知識を有するエンジニアへの委託も有効活⽤しながら重要システムや情報のセキュリティ向上を確保する動きも急ピッチで拡⼤しています。
今後も、本格的なサイバーセキュリティの知⾒を習得したいという企業および個⼈のニーズは、初級・中級・上級レベルとも⼤きく拡⼤すると予想されます。CYBERGYM では、“実践形式”でサイバー攻撃の対処⽅法を学ぶ事により、「知識」だけではなく、各レベル別に、実際に則して「対応できる」⼈材を育成する教育プログラムを提供して参ります。