CASE導入事例
【物流業】情報システム部門の人材不足対応
物流業:Y社(90名規模)
物流業を営むY社様では専任の情報システム部門が無く、長年ITに詳しい人が兼任対応している状況が続いていましたが、その方の退職に伴い社内で引継げる人材がおらず、もしIT環境での不具合が発生した場合に対応できないリスクが急浮上していました。採用をかけるも昨今のIT人材不足、またコスト的にも業務的にも本来は専任要員を配置する余裕はなく、対応方法を模索していた所、Y社様の関係会社の紹介でアイルミッションの情シスアウトソースサービスを知って下さり、ご相談頂く事となりました。
※お客様との秘密保持契約に基づき、社名の公表は不可となります。 また、本事例に使用している画像はイメージであり、実際のお客様環境とは関係ございません。
担当者の退職で痛感した属人化リスク
Q:まずは御社の会社規模と導入の背景について、教えていただけますでしょうか。
A:90名規模の物流会社です。過去はITに詳しい人が兼任で情シスの業務を担当してくれましたが、その方の退職に伴い、対応できる人が居なくなりました。何とか引き継ごうにも他にITに詳しい人材が居ない事に加え、その方一人に任せていた事で特にマニュアル化やフローの可視化もなされておらず、完全に属人化していた事を痛感したいた次第です。
IT人材採用の難しさも痛感
Q:まずは採用にもチャレンジされたと伺いましたが、採用が実現しなかった背景は?
A:一応、該当ポジションを募集にかけましたが、中々応募してくれる方がいなくて、何となくニュースなどで聞いていましたが「IT人材って本当に足りないんだ。居ないんだ。」という状況も痛感しました。また、詳しくない中で募集をかけているので、そもそも募集要項も固められず、更に正直に言って「常にIT不具合があるわけではない」ので、専任を配置するコストも苦しいなとも思っていました。しかし、やはり「何かあった時」の不安は当然ありますのでどうしたら良いんだろうと焦りが増えていた中で、関係先様からアイルミッションさんの情シスアウトソースサービスを教えてもらい、まずは相談してみようとなりました。
必要な時だけ、でも、いざという時の相談先、という安心感。
Q:実際にご相談頂き、アウトソースサービスをご利用いただいた中で、どのような効果がありましたか?
A:やっぱり安心感が違います。専門家に相談できるのは、ITに詳しくない私たちにとっては病気になった時のお医者さんと一緒ですね。また、先に少し触れた通り、専任を採用する事にくらべコスト的にも正直助かっています。加えてそういった直接的な効果だけでなく、まず弊社のIT環境や過去の不具合事例から、「こんなリスクがありますよ」、「こんな対策があれば防ぐことができるかも知れません」と、「初期マニュアル」じゃないですが原因の一次切り分け、まず試してみるフローも可視化してもらった事で、恥ずかしながら自社のIT環境やネットワークの状態を初めて知る事が出来て、従業員の中でIT環境の重要性や、それこそパソコンの使い方・資料の管理など、ITリテラシーも高まってきたのではないかと思います。
自社での知見習熟もやはり必要。建付けや教育なども進めたい。
Q:将来的に更にどのような所を期待しているか、お聞かせ下さい。
A:今は全面的に支援頂いている中で、まだまだ頼りたい状況にはありますが、やはり出来る所は自分たちで、という事を進めていかなければならないと思っています。これはアイルミッションさんに頼むコストが勿体ないという事ではなくて、自分たちでも不具合の原因や対応方法を理解していかないと、結局は同じリスクを繰り返してしまうと思っているからです。また、可視化してもらった事で、見えていなかったセキュリティリスクや、よりビジネスを拡大していくためのIT環境にまつわる課題も気づかせてもらいました。社内のIT意識も高まってきていますので、今後は中長期的な進め方、建付けや教育などもサポートして欲しいと思っていますので、またアイルミッションさんとご相談しながら進めていければと思います。