CASE導入事例

セキュリティ
業務可視化

【製造業】従業員の労務管理、セキュリティ対策を一枚のカードで実現

製造業:A社の海外製造工場(100名規模)。
24時間交代制で工場の機器稼働状況監視や生産管理を行う中、管理PCを複数名で「使いまわす」必要があり、セキュリティ管理や担当者の労務管理、また、機器に不具合が出た際に「誰が監視担当していたか」のログ管理に課題を抱えておられました。
とはいえ、個別のPCを用意することはコスト的にも交代時の時間的ロスとしても影響が大きく、ずっと解決策が見つからなかった中で、一枚のカードでセキュリティ管理と労務管理を両立できる「iLUTon(イルトン)」を知って頂く事となりました。
※お客様との秘密保持契約に基づき、社名の公表は不可となります。また、本事例に使用している画像はイメージであり、実際のお客様環境とは関係ございません。

3交代でのパソコン共有によるセキュリティ不安と作業非効率が長年の課題。

Q:まずは導入の背景について、教えていただけますでしょうか。
A: 弊社の工場は24時間稼働であるため、監視や生産管理を3交代制で実施しています。
従ってどうしても同じパソコンを「使いまわす」必要があったのですが、昨今のセキュリティリスクの高まりに対する不安と、例えば機器に不具合が出た際、誰が監視を担当していて、その検知や復旧がいつ行われたのか。そういったログの取得も、シフト表と照らし合わせたアナログな“聞き取り”を行うしかないという課題を抱えていました。
また一方で、3交代における作業員の負担もありました。例えば単純ですがパスワードの更新や、交代時や休憩時のログオン・ログオフ。そして引継ぎに向けた記録や共有。欠員時の備えなど。これまではずっと、社内ルール的な、言ってしまえば「本人の意識」に委ねていた部分が大きかったのですが、それだとどうしてもミスは出るし、本人にとっても負担やストレスにもなっていました。

個人に頼る事無く、自然にセキュリティと労務管理の両立

Q:「iLUTon(イルトン)」を知って、導入の決め手は何でしょうか。
A:ずばり、コストです。新しい機器の導入も必要なく、正直「ダメ元でも良いか」と思って導入を決めました。イルトンは、カードの割り当てに応じて「パソコンから離れると自動でログオフ。近づくとログイン。」このシンプルさで使えるので、作業員への説明も時間をかける必要なく、直ぐに導入できたのが良かったです。
先に触れたように、どうしてもセキュリティ対応を個人の意識やルール順守に頼っていた中、無意識にログオフやログオン、交代時のタイムロスが軽減されたのは良かったです。作業員のみんなも喜んでいます。

現場作業員の動きを、感覚ではなく数値で見られるように

Q:導入後、どんなメリットを感じられていますか。
A:先に触れたセキュリティ管理面もですが、ログ管理の観点でも凄く役に立っています。もちろん、細かな管理までは求めていなかった点もありますが、誰が使っているか、パソコンの稼働状況はどうか。改めてログを見る事で、パソコンのON/OFF状況はもとより、「パソコンを触っている時間」のログが取れて、その時間に何かあったのか?の確認であったり、定期処理の状況やそこにかかっている時間だったり、作業員の実務状況がより分かるようになりました。人によって同じ処理でも時間が違うな。とか、この作業は別の時間にやった方が引継ぎや効率が良いのでは?といった、ヒントが見えてきたような気がします。

データの活用にも、働き方改革にも。どんどん進めたい!

Q:今後活用してみたいところやほかの期待等を聞かせていただけますでしょうか。
A:ログの分析をどんどん進めていきたいです。見えてきたヒントを、実際に効率化に向けて具体的にしていくイメージですかね。後は、外部システムとの連携も絡めていくと、もしかして「製造業はテレワーク出来ない」っていう概念を覆せるんじゃないかとも思っています。現場でやっている監視を、監視センターに集約したり、自宅からでも見られるようにしたり。そういった事を想像して、今はまだ勝手にワクワクしているだけの状況ですが、現場も踏まえてそういった発想や意識が芽生えた事が、私たちにとっては一番大きな効果かも知れません。とはいえ、全くの苦手分野なので、ぜひまたアイルミッションさんのお知恵を借りられたらと思っています。
AIM:もちろん!喜んで!